数珠の素材 

数珠の素材は何が良い?香木から天然石まで

数珠に使われる素材は、大きく分けると木製のものと、自然石を用いたもの、そして樹脂(プラスチック)で作られたものがあります。
この中で特に人気が高い素材が、木と天然石です。
ここでは、数珠の素材で用いられる木と天然石の特徴や、種類についてお話します。

木製

天然木や香木を用いた木製の数珠は、使いやすく長持ちしやすいという強みがあります。
基本的に落ち着いた色合いのものが多く、黒檀やつげの木、白檀に伽羅(きゃら)、沈香(ぢんこう)などがあります。

特に、白檀や伽羅、沈香は香木といい、上質のものは身につけることで体温によって温まり、ほんのりと甘い上品な香りを発します。

他にも、使えば使うほど珠の表面に艶が出て、色合いも落ち着いたものに変わるというのも特徴の一つです。
よって、長く使うなら、変化を楽しめる木製が最も魅力的だといえるでしょう。

木製の数珠でも特に人気が高い素材は、菩提樹です。
お釈迦様が悟りを開いたのは、菩提樹の下といわれており、大変縁起が良いとされています。
そんな菩提樹で作られた数珠は、通販サイトでも仏具店でも案外お手軽な価格で購入できることが多いです。
どの素材にしようか迷ったときには、菩提樹がオススメです。

天然石

天然石の数珠は、木製品にはないツヤと豊かな色合いが特徴です。
そのバリエーションは木製品以上であり、若い人向けのものが見つかりやすくなっています。
さわり心地がよく、明るい色合いが好きな人にオススメです。

高級志向の人は、いっそのこと宝石を用いた数珠も良いかもしれません。
昔の資料によれば、数珠は本来金、銀、水晶、瑠璃、トパーズといった「七宝」と呼ばれる宝石で作るのが、好ましいといわれています。
事実、数珠で検索すると、七宝で作られた数珠が通販サイトで販売されています。
予算に余裕があるなら、検討してみてはいかがでしょうか。